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実家に帰ってくることになり、当面は色々模索の日々なので、ここで長文をドカンとあげることが増えそうです。1年以上都会の喧騒から離れたところに滞在し、月に数度は人を求めて上京する。だったら、戻ってきた方がええやんと。いろんな紆余曲折あっての今なんですが、また思ったことを書いていこうと思います。
WBCが始まりました。日本はとてもWBC2連覇したチームとは思えない勝ち方でどうにか2次ラウンド進出にこぎ着けました。これを書いてる時はキューバ戦です。ですが、勝とうが負けようが、関係ありません。優勝すればいいんですから。そのためにはいかに余力残しで勝ちあがるかです。ブラジル戦、中国戦を見た人は、これでいいの?と思うだろうけど、じゃあ7年前はどうだったかという話。1次ラウンド2次ラウンドともに全勝で駆け抜けた韓国は、メキシコのおかげでなんとか2次ラウンドを突破できた日本に敗れ、ベスト4に終わりました。4年前も似たようなもんです。韓国と5回も戦い、3勝した日本の優勝。これはどのスポーツにも言える話で、3年前にサッカーワールドカップを制したスペインは初戦を落としています。完全優勝で3連覇を果たそうなんて夢物語に過ぎません。
なので、本日のキューバ戦、個人的には負けたっていいと思ってます。2次ラウンドも3回のうち2回勝てばいいんですから、どこかで負けてもいい。その負けが優勝に向けて闘志を奮い立たせるような意味のある負けならいいんです。だから、2次ラウンドまでの負けはある程度計算に入れた状態な方がうまくいく。台湾もオランダも正直どっこいどっこいです。陽兄弟もバレンティンも怖いですが、全体的に見れば戦力は日本が上、そしてホームで行われる。圧倒的ホームから一転アウェー、オランダ人の口には合った台湾料理が日本では合うか。いずれにしろ日本は油断さえなくせば普通にアメリカへ行けると思います。
その中でブラジルの健闘が目立ちました。松元ユウイチなどがヤクルトに在籍しており、ブラジルも野球をすることくらいは認識しておりました。正直、あわやブラジルに苦杯をなめさせられるとは思ってもいません。それはキューバもそうでしたし、中国もそうだったと思います。にもかかわらず、3戦全敗。しかも勝てたかもしれない試合ばかり。それも最後の最後でスルリとこぼす。メンタルの弱さというよりは1度消えた火をつけられない気質にあると思います。火がついてる時のブラジルはノリにノってます。流れもブラジルに傾きます。あのイケイケドンドンは手ごわいです。でも、野球においてはそんなモード長く続きません。どこかで潮目が変わります。その潮目をいかに断ち切るか。その力こそが国際試合で勝ちあがっていくキーになります。
今回の敗戦でブラジルは何かをつかみ、そして悔しさが共有されたはずです。次回も予選から這いあがらないといけない。しかし、今回の経験が必ずやそこにも生かされ、2017年もWBCの舞台へやってくることでしょう。もしその時にまた日本と対戦することがあるならば、強くなったブラジルに負けてしまうかもしれない、日本に慢心があれば。うちも勝てるかもしれない。そういう国が増えることこそがWBCの発展、世界の野球文化の貢献につながる。そういう意味でも意義がある大会です。ブラジルには相当なポテンシャルがあります。次回は同じ組にはなってほしくないです。そして、アメリカの舞台で戦うことを期待しております。