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板東英二が久しぶりに公の場に姿を出したという記事。それ自体に引っ掛かりは何もないけれど、気になったのはイメージダウンのギャップどうこうというくだり。そもそもこの人がクリーンだと思って見ていた人はどれだけいるんでしょうな。脱税なのか申告漏れなのかはおいといて、おそらく本人は節税のつもりだったんでしょう。節税なんてどの芸能人だってやってる。だから、個人事務所を作り、所属事務所と業務提携という形をとる芸能人が多い。この件の悪質さは置いておくとして、もしテレビに出てる清純派女優が仮に節税対策で個人事務所を作り、飲食店経営をしてるとすれば、その人のイメージは悪化するのでしょうか。自分が変わり者だからだと思いますけど、自分ならむしろ好感を持つでしょうな。板東英二の降板も正直腑に落ちない。現役時代からいろんなサイドビジネスに手を出してたことでおなじみの板東英二らしい出来事。そんな人間だと知ってて使ってたテレビ局が急に手のひら返し。そんなにコンプライアンスを守りたいか。スポンサーが恋しいか。
前から思うことがあるが、クリーンな人、純粋無垢な人のどこに魅力を感じるのだろうか。アイドルならそれもありだと思いますよ。逆に武器になりえる。ただ、前にも書きましたけど、それは期間限定であり、成長すれば誰もが手あかのついた人間になる。沢口靖子のようになんのスキャンダルもないまま、くすんでしまうケースもあれば、その逆もある。害のない人、毒のない人にはなんの魅力も感じない。例えば、通販番組。ここには害毒など一切ない。目の前にあるのはどこぞの大衆演劇。そして、そこに出てくる役者はみなクリーンさを演出した中身が小汚い人間ばかり。よくテレ東の旅番組で見かけるメンツばかりなのが不思議ですな。
スポンサーで稼げないから通販番組を使う。そして番組DVDありきでDVDを作りお金にする。じゃあそのDVDは面白いかといえば面白くはない。だって、ただの再放送なんだから。いくら違法アップロードが禁止になったとはいえ、どれだけ番組動画があふれかえっているか。オンデマンドで昔の動画を流してるので見てねと言われても、そんなもんTSUTAYAで借りてくるわいと。本当に見たい昔の動画は肖像権の関係で見れない。NHKオンデマンドはプロジェクトXだったりその時歴史が動いた、NHKスペシャルがたいてい見られるからまだ利用価値はあるが、他は似たり寄ったり。もし番組DVDを作るなら、水曜どうでしょうのように再構成するなり副音声で出演者が語るなり、何かしらの創意工夫をしてほしい。
海外で番組の版権を買ってもらうことありきでの番組作りもそうで、狙って買ってもらえるほど甘くないし、演出がまるで違う。みなさんのおかげでしたの脳カベ、たけし城、SASUKE、料理の鉄人。共通するのはシンプルさ、バカバカしさ、ショーアップのされやすさ。ヌメロンが一番フォーマット販売されやすそうだが、バカバカしさに欠ける。料理の鉄人がバカバカしいかと怒られそうだけど、美食アカデミーだとか私の記憶が確かならば!と荘厳に始まるオープニングが演出的に普通といえるだろうか。
番組DVDありき、フォーマット販売ありき、最初から映画化ありきで作られた番組は総じて面白くない。なぜなら、そこにものづくりとして、この番組を作っていこう愛情を注いでいこうという製作者、出演者の思いがないから。DVD化してくださいという熱い声にこたえた形でのDVDの方がよっぽど面白い。番宣ありきのバラエティにもそれは言えて、ああ映画もう公開なのね、だから出まくってるのねと。こんなちっぽけな番組にあんな大物が来た!という演出をかけるけどそんなのはやり倒されてるから安く感じる。
今自分が見てる番組フォローしてる番組ってなんだろうかと考えたら、怒り新党(新・三大が興味深いテーマの時のみ)、アメトーーク(右に同じ)ゲームセンターCX(こちらは毎回)ぐらいなもんです。あとは48グループ関係だったり、地方局の番組(アグレッシブですけど、何かや水曜どうでしょう、ロケみつ、ごぶごぶ、スギちゃんのほどほどにしてねなど)地元のケーブルテレビのニュースですかね。あとはCSを見てるか。もしくはニュースか。あとは面白い深夜番組でしょうな。4,5年前に書いてたほどは見てないですけどね。
面白い番組はあるんですよ、地方には。東京にはないんですな。テレビ文化は間違いなく後退してる。正確には東京キー局のテレビ文化の後退であり、特定の地方局は大きく成長し、レベル的にキー局を追い抜こうとしてる。独立UHF局にも後れをとる全国キー局。いずれ地方局出身の社員が出向し編成として活躍する時代が来るかもしれませんな。