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最近、こういう先生がいますよ、こういう上司がいますよともてはやされる風潮があります。一方で指導した相手を結果的に自殺に追い込んでしまうカリスマもいます。その相手が耐えてくれれば拍手喝さい、耐えられず死んでしまうと犯罪者扱い。そう思うと、なんだか不思議に感じます。この指導によってこの子は死なないだろうかと考える教師ならびに指導者はどれだけいるだろうか。そして、なぜその相手は耐えるのか。体罰で結ばれた関係なんてのは所詮人質と犯人の関係のようなもんだと思います。極論かもしれませんが、言うならば殴られていくのが日常となり、ちょっとしたやさしさに心を許してしまう関係。はっきりいって異常なんだけど、精神的なものであれ身体的なものであれ、この関係で成り立つ人たちって多いと思います。

俺はお前を期待してる、だから殴るという論理。どういう計算式でそうなるのか、自分にはわかりません。別に殴るじゃなくても罵声を飛ばす、必要以上につらく当たる。相手の期待への裏返しならば「してもいい」とされる行為の数々です。少なくともフラットな関係ではありえません。上下関係があるからできることです。では、上下関係はあるべきなのか。人はどうにかして上に立ちたいものです。自分の実力が相手に遠く及ばない場合、どうすれば上に上がれるのか。年齢などを利用し、人は実力のある人間の上に立とうとします。これが顕著に出るのが学生時代の部活動です。しかも、顧問と生徒という二重構造もありますから大変厄介です。ちょっとたるんでるな、このまま社会に出たらいかん、今のうちに俺が指導しておこう、お前のためにという理由で殴られる。もしくはあの方に殴られたおかげで今がある。自分もそうするんだという理由で人に罵声を浴びせる。

2つに共通してるのは、この俺様がという意識が出てしまってることです。人間だれしも俺ってすごい人間なんだと思うところがあります。それは自分にもあるものなので、悪いとは思いません。それを素直に出してしまう方がいる。本当にこの人のためを思うなら、理路整然と指摘すればいいだけの話です。

シャツを出しっぱなしで生活する学生に対し、「お前がもしどっかのお店の店長だとするわな、ある時セールスマンがやってくるわけだ。その時のセールスマンがYシャツ出しっぱなしで来たらどうする?信用できるか?信用できるとするならば理由はなんだ?論理的に答えてみろ。」と問いかければいいだけのこと。ええいまどろっこしいわいと思うから、色々省いてしまうのです。それだけ人を指導するのは面倒だし、矯正するのは一苦労。ひとつひとつの積み上げが大事なんです。それをやらないから問題になる。

結局、出来ないことを人のせいにしてしまうから、「相手のために」ちょっとした指導をすることになる。人がうまく育たないなんてのは100%に近い割合で指導者が悪い。明確な目的を共有せず練習をするからモチベーションにばらつきが起こる。それを合わせるのは指導者の仕事です。桜宮高校のバスケ部の監督はその仕事を怠った。抽象的にお前のためを思ってというのではなく、「お前にはこういう役目がある、そしてお前がこうすることによってチームにいい影響が出る、もしその重荷に耐えられないようならやめたほうがいい。でも、それは能力がないということではない。適性が合わないだけだ。」そこまで言ってあげればまだ納得がいきます。期待してるんだの一点張りでは人は動きません。

体罰を受けてもなぜそれを是とする人が多いのか。結局は明確な目的の共有が出来ていたからなんですな。それさえしておけば、矢面に立たされる可能性は低い。それを怠るから事件が起きるし人を殴ってしまう。すべては指導者側の怠慢。目的がわかれば人は耐える。わからなければ耐えられない。それを全部人のせいにしてしまう指導者の弱さ。その弱さを生徒などに押しつけているだけなんです。そんなところまでケアできない、甘ったれてると思ってる指導者は己の無力さを痛感するべきですな。お前の指導力のなさを人に押しつけるダメなやつだということを。

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