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野球は2アウトからとはよく言われます。つまり、最後の最後まで諦めるなよということです。しかし、それは負けてる側の立場から出るもので、勝ってる側が野球は2アウトからだ!と言ったところで、あんまりしっくりきません。最近自分が言い始めてる野球は3アウトまでという言葉。2アウトからバッターばボテボテの内野ゴロを打って勝利を確信することなく、きっちり一塁に送球し、審判が高らかとアウトを宣告するまでが野球だぞということです。勝ちを確信すると、内野ゴロを打ってくれた瞬間にやった!勝った!と内心思ってしまいます。しかし、そこでバウンドがイレギュラーするかもしれないし、送球の際に手が滑るかもしれないし、悪送球するかもしれない。審判がアウトを言うまでは絶対に諦めてはいかんし、気を抜いてはいかんのです。
今回、2020年のオリンピック招致レース、東京が勝利しました。もちろんプレゼンがよかった、各団体から諸外国への働きかけもあった、前回の反省を生かしてロビー活動を懸命に行った。日本側の執念があふれ出た結果が招致成功。あとは、マドリードのおごりなのかなと思います。勝利を確信していたフシが見られ、この試合もらったとまだ9回でもないのに思ってしまった。あとは2024年にヨーロッパや北米でオリンピックをやりたい勢力の存在、これも大きかったと思います。2016年の招致レースで東京が負けた時はなぜ北京から8年しか経ってないのにアジアでやらなきゃいかんのだというのがありました。だから、南米での開催になったのですが、同じことが言えるわけです。財政の問題が致命傷になったとは思いません。
あとは2016年での招致レースで最終決戦にまで残ったのが彼らにとって気の緩みとなったのかなと。オバマで勝てると確信し東京よりも先に消えたシカゴを見てなかったんですかね。本当に思うことは、野球は3アウトまでということですな。そういう意味でも実施競技で野球とソフトボールが落選したとしても、諦めたらいかんと。金儲けできたらええねんのMLB、選手会の説得が無理ならば、開催地特権でなんとかできやしないか。その道でやるしかないように思います。神宮球場、大田スタジアムなど近くに球場はいくらでもあるのだから、できないことはない。諦めたらいかんのです、審判がアウトを宣言するまでは。