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ソチオリンピックもグランドフィナーレ。どうなることやらと思いましたが、終わってみればメダル8つ。長野に次ぐ成績ですから、見事と言うべき数字でしょう。ジャンプ陣がこれで復活への足がかりとなり、ノルディック複合もクロスカントリーで戦えることを示せ、スノーボード競技でメダルが獲れた。ここ最近の低迷、マスコミのしょうもない報道、色んな過程を見てきたので、本当によかった。
一方、スケート陣はよもやの結果に終わりました。ショートトラック勢はますます世界との差が広がった印象を覚え、スピードスケートはオランダにしてやられ、フィギュアこそ男子が全員エキシビションに残る躍進を見せた中で、女子が思ったより振るわず。団体戦という仕組みがこの結果の遠因となったのは間違いないでしょうね。男子と女子で調子の上げ方って違うのかなと。男子は1位2位が団体戦のショートプログラムに出て、女子の1位2位は団体戦に出てない。そのあたり、難しいんでしょう。じゃあ団体戦はなくすべきかといえばそうではなく、これを機にペアやアイスダンスの選手層を厚くしていこうという機運が少しは高まるでしょうから、次回はそのあたり期待したいです。
真央ちゃんについてですが、同じことを別の選手がやったら感動を与えられるのかと思ってしまいました。本来はそうあるべきです。自分ははっきりいって感動はしませんでした。確かにパーフェクトでした。よくぞここまでと強く思いました。ですが、他の日本人選手だってベストを尽くしており、ケガで棄権した選手の無念さ、金メダルを狙いにいって重圧につぶされた悔しさ、誰でも同じことです。同じように心を動かされるべきなのに。
カーリング女子チームについても、正直5位でよかったとは思えませんでした。緊急事態への備えが不十分だったことは今後の課題です。スキップの選手の安定感がなかった。ムラがある人なのか、気持ちが出すぎる人なのか。小野寺選手はこれをバネに飛躍するだろうなとは思います。なかなかこういう試練は訪れませんから。乗り越える気がします。あとの選手もよくやったと思います。若手を世界の舞台にという想いはすばらしいですが、今後は己との戦いに心血を注いでほしいです。
アイスホッケーの女子はまず出てきたことがすばらしい。そして、惜敗が続いたことにも一定の評価はするべき。全敗に変わりありませんが、新たな一歩になるはずです。続けて出た時には1勝してくれたらいいですね。それくらいの長い目で見る競技。よくやりました。
ハーフパイプはスキーもスノボもメダルゲット。手放しで喜ばんといかんですな。思い思いの服装でいればいいのにと思う人なので、今回は優等生だなみたいな風潮は嫌でしたね。トリノの例の兄妹、バンクーバーの国母選手、叩かれ方が異常だったのでしょうがないのですが、何か腑に落ちない。見てて不快かどうか、それはお前の中で処理しろよという話で、ゴチャゴチャ言うことじゃない。日本人はそのあたり厳しいですが、見た目きっちりした人にあっさり騙される。中身なんか見てないんでしょう。外面しか気にしない。それでええんかね。
ドラマは作るものじゃない。積み重ねの結果がドラマなんだと自分は思います。感動ヒストリーを仕立て上げるまでもなく、選手の皆さんにはドラマがある。脚色しなくてもそのドラマは美しい。顕著なのは葛西選手含めたジャンプ陣。難病に侵されるもオリンピックのために努力した竹内、膝の痛みに耐え続けた伊東、辛くも代表に選ばれるまで、相当苦しかったであろう清水、そして、低迷していたジャンプ陣をここまで引っ張ってきた葛西。よく獲れたなと思います。あと、みんな美しかった。あんまりこういう表現をしないのですが、心からそう思います。
オリンピック会場として正直アウトのソチ。運はもちろんですが、技術力勝負になった試合が多かったですね。ちゃんとしたコンディションならどうなっていたか。それでも変わらなかったでしょう。4年間これだけあんたらには金かけたんや、メダル獲ってもらわな困るで!と言わせるくらいの資金援助をしてほしいものです。往復の交通費だけ出してえらい顔されてもね。JOC会長の息子がテレビで集中砲火を受けてたのは意外でしたが、そりゃね。今さら長野の話されてもね。根に持ちやすい方なのかな。じゃなきゃ、今それ言う?東京の組織委員長もあれで、ちゃんとしていかんと。2020年につながる2016年にせんといかんし、2018年につながる2014年にせんとね。選手は皆さんようやりました。胸を張って帰ってきてください。