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07年から今まで好き勝手に書いてきているブログです。消したい記事もたくさんありますが、文章の拙さ含めてお楽しみください。
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最近の日本人は本物志向が強いように感じます。それが昨今、テレビへ向けられる視線の厳しさとなって現れているのかなと自分は思います。要するに、マスコミによって作られたものを嫌い、努力の賜物、プロフェッショナルな仕事をする人を好む。それは別に悪いことではありません。しかしながら、意識は高くても結局細かなところにばかり目が行ってしまい、肝心の部分には目が行き届いておらず、最終的には自分たちの首を自ら締め上げる結果になることを自覚していません。

このブログで何度も演出とヤラセについて書いてきました。ほこたての件でまた書かなきゃいけないのかなと正直辟易しています。私はほこたてが大好きでした。確かに1時間番組になって演出が派手になった、水増し感を感じることはありました。金属とドリルを巡る戦いは、双方の関係業界誌の記者も対決場所を訪れ、戦いに関する記述がいくつかあります。その中で、2度ともやって、2度とも金属が割れ、ドリルも摩耗しきっていた結果を書いていたものを読みました。テレビの中では一発勝負に見えていますが、実際は2度行われていた、そんな試合があったのです。おそらくは予備のもので再度やってみたのでしょう。しかし、そのことはテレビで語られませんでした。なぜでしょうか。説明が回りくどくなってもういいわとチャンネルを変えられる可能性が多分にあるからです。

ほこたてで問題となった部分についても、説明が回りくどくなりそうだったり、最初から勝ち目が見えていたり、企画で数十分持たせるには到底足らない取れ高だったり、理由は様々あったと思います。しかし、そのことを視聴者に正直に話したとして、視聴者はどう思うか。俺らにはそんなこと関係ないし、どうでもいいよと思うでしょうね。そりゃそんな実情を説明されても、視聴者は困ります。だから、少し見栄えを良くしようとした。その結果がああいうことだったんだろうと思います。

自分は、この企画の元ネタはなんだったのかを探りながらバラエティ番組を見るのが大好きです。思いつきでいきなり始めた企画もあるでしょうが、多くは何かしら面白い要素があったからそれを企画化したはずです。これでオチをつけよう、そのためにはこういう流れにしようというプロセスを辿ることがとても面白い。それが演出なんだと思います。正直、視聴者を無視してでも演者側だけが面白いと感じるものを作ったっていいんです。自己満足だなんだと批判を受けるでしょうが、自分は面白いと思って作っており、結局その人にはハマらなかった。ただそれだけの話です。それを自己満足と片づける。俺は好かないなで全然問題のない理由なのに、それだと幼稚だと思われるからそういう言葉を用いるのでしょう。食べ物の好みだって結局は俺には合わない、生理的に受け付けないみたいな選別の結果です。

問題は視聴者の好みに合わせようとするあまり、演者の気持ちを無視した番組が数多く作られることです。これは仕事です、割り切ってやってますという雰囲気を醸し出す演者を見てしまうと、その番組自体がどうにもつまらなさそうに感じます。ランキング番組にしろ、企業におもねった番組にしろ、本当にそれを面白いと思ってやってんの?と感じることが最近多いです。気付けば自分は毎週歴史番組や地方ローカルの番組、NHKのニュース、HKTの番組ぐらいしか見ていません。テレビ大好き少年だった自分がほぼテレビを見なくなった。

流し見すれば面白い番組はあるでしょう。でも、じっくり見る人には全くもって不向きな番組ばかりで、そりゃ金を払ってでも昔の番組を見たり、CS見たりする。テレビがBGMになってしまっているんです。数十秒の間すら耐えられない視聴者が増えた結果、わけのわからないことが起きるようになった。それを引き起こしたのは間違いなくテレビ側の人間です。視聴率競争に走った結果。だから、自業自得なんです。数字なんて後からついてきます。上質なものを作れば、どこかで評価され、次につながる。ただ、私は教養番組すべてが上質とは思えません。扱う素材がどうこうによって質がいい悪いと評価するのはおかしい。ドラマもそう。

めちゃイケの昔のやつを見る機会がありましたが、今だったらあらぬことを言われそうな場面が多かっただろうなと見ていて思いました。元ネタがこれで、オチはそう来るかと見れる番組です。ガキの使いにしてもそう。あと、内輪ネタに走り過ぎという批判にさらされることがどちらも多いですが、それだって早い話がその人が口に合わなかっただけの話。自分は面白いものだと思っています。しかし、それを模倣したような、なんとも雑な内輪ネタに走る番組もあります。それは不愉快に感じます。そのあたりの線引きはありますよ、そりゃ。

自分はどんな番組が見たいのか、本気で考えたことはあるでしょうか。ない人に限って批判的なように思います。私はあります。何年か前までテレビ番組の感想を書いていたと思いますが、そういう番組が見たいんだろうなと思っていただければありがたいです。相撲でもそうでしたが、見もしないくせして品格がどうこうと批判し、興味もないくせして今の野球にはスター選手がいないとバカにし、妙案があるわけでもないのに2ステージ制はいかんとサッカーのサポーターが声を上げる。私は大相撲に外国人力士がはびこったって構いませんし、スター選手のいるいないで野球に興味を示す人間ではないですし、赤字をなんとかしないといけないのなら2ステージ制もやむなしと思っています。私はバラエティ番組が大好きです。しかし、本気で考えたこともない人らの騒音によって、表現規制がかかるのはなんとも不愉快です。私はそのような人たちを皮肉った番組が登場することを願っております。それが出た時は思いっきり笑うと思います。

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