07年から今まで好き勝手に書いてきているブログです。消したい記事もたくさんありますが、文章の拙さ含めてお楽しみください。
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巨人2連戦は横浜らしい試合運びで連敗、中日の最終戦待たずして最下位が決まりました。3年ぶりの最下位、3年ぶりの80敗。昔は90敗ばかり続いたからそれを見れば進歩じゃないか!と2012年なら思いましたが、リーグ最速20勝みたいなのがあってからのこれですから、そうだね進歩だねとは思えません。今後は今年の横浜を振りかえることを軸に記事を書いていこうと思います。1回目は、もしグリエルを待っていたらどういう影響があったかを書いていきます。
グリエルとの争奪戦を巨人と繰り広げたのは去年のこと。2年契約8億円という巨人の提案ではなく、2年契約7億円の横浜が勝ち、これで安泰だと思った横浜ファンは多かった。キューバの国内リーグも早々に負け、これなら巨人との開幕戦に間に合うと思っていると、待てど暮らせどグリエルは来ない。来日予定日の前日、ケガしてるからそれが治ってからいくという言葉が届き、本当にケガをしているのかとフロントは疑念を抱く。日本に来てその箇所を見せろと投げかけるも届かない。フロントの意に沿わない選手監督コーチは誰であっても容赦ない横浜DeNAのフロントはここでグリエルを待たず、契約解除を決めた。
だいたいこういう流れだったと思いますが、確か1円もグリエルサイドには渡しておらず、ではその浮いたお金はどうしたのかといえば、ビロウに投資した程度。いわゆる安物買いの銭失いの典型のような選手であったのは今さら言うことでもないでしょう。もしグリエルを待っていたら、どういう影響がああったのでしょうか。
考えられるのは、選手監督の不安の増大です。人間は後先わからないものに不安や怒りを覚えます。いつになったらグリエルは来るんだ!という状況の中、プレーをしていたとしたら果たして春先の快進撃はあっただろうか。むしろ来なくなったと割り切ったおかげで石川ものびのびやれて、不敗神話を作るまでになったとしたら、早期の契約解除はプラスに働いたと考えるべきでしょう。しかし、いささかナイーブすぎるのも横浜の選手監督のダメなところです。何かに怯えてるのかなというくらい、あんまりダイナミックさがなく、小さくまとまろう、優等生であろうとしています。好青年であろうとするのはいいことかもしれませんが、それにも限度があります。グリエル?知らんがな!来たらラッキーぐらいでええねん!と思えればいいのでしょうが、それが思えるメンバーが何人かいたら首位から最下位への転落なんてなかったと思います。
夏場以降から復帰したとしたら、とても心強かったのは間違いありません。三上がようやく復帰した時ですら心強く、去年の内容そのままの投球を見せ、三上と山崎で後ろはどうにかなると思わせるものでした。これが体調万全のグリエルなら、きっと相当なインパクトがあり、ここまでにはなってなかったと思います。石川がこの時点でケガをしてますから、戻ってきても短期間では支障がないですし、最悪センターをやってもらえればいい。しかし、バレンティンのように、あちらでほとんど調整してこないと全く打てないのも事実。無理に待ったとして、数億円をドブに捨てる選択肢はなかなかできません。そう思うと、簡単に待てばよかったとも言えないわけです。
石川が活躍したからグリエル問題はそこまで大きく扱われませんでしたが、最後の最後にこのツケを払わされた、しかも相当雪だるま式にふくらんだ形で払わされたような気がします。フロントの決断は100点ではなかったものの、高得点だったのもまた事実で、問題はその後の大きな穴をどう埋めるかという問題に全然手をつけなかったことではないでしょうか。自前で獲ってきた外国人選手で成功したのはモスコーソぐらいです。そのモスコーソは、謎の中継ぎ転向で狂ったような印象。それは三嶋も同じく。
ビジョンのないまま、理想像も描けないまま、ここ1、2年場当たり的なやり方があまりにも横行した現実もまたあるわけです。人はそれを「やりくり上手」と言うでしょう。しかし、長いスパンで考えた時にそれが意味をなさないことを、なぜフロント主導で編成する球団で起きているのかが理解できません。誰をエースにするか、どの捕手を重点的に育てるか、精神的支柱をどうするか、こういった軸が一切見えません。その結果掃いて捨てるほどいるエース候補、多すぎて困る扇の要候補、打ても守れもしない内野陣、内野失格組の巣窟外野陣といったことになるわけです。フロント主導である以上、フロント陣が責任を取るべきですが、悲しいかな、日本にはGMの文化はまだ育っておらず、一番長けているのは高田GMなんですよね。切ろうにも切れない。グリエル問題の総括をフロントの皆さんはするべきだと思いますが、おそらくされないでしょう。ツイート
グリエルとの争奪戦を巨人と繰り広げたのは去年のこと。2年契約8億円という巨人の提案ではなく、2年契約7億円の横浜が勝ち、これで安泰だと思った横浜ファンは多かった。キューバの国内リーグも早々に負け、これなら巨人との開幕戦に間に合うと思っていると、待てど暮らせどグリエルは来ない。来日予定日の前日、ケガしてるからそれが治ってからいくという言葉が届き、本当にケガをしているのかとフロントは疑念を抱く。日本に来てその箇所を見せろと投げかけるも届かない。フロントの意に沿わない選手監督コーチは誰であっても容赦ない横浜DeNAのフロントはここでグリエルを待たず、契約解除を決めた。
だいたいこういう流れだったと思いますが、確か1円もグリエルサイドには渡しておらず、ではその浮いたお金はどうしたのかといえば、ビロウに投資した程度。いわゆる安物買いの銭失いの典型のような選手であったのは今さら言うことでもないでしょう。もしグリエルを待っていたら、どういう影響がああったのでしょうか。
考えられるのは、選手監督の不安の増大です。人間は後先わからないものに不安や怒りを覚えます。いつになったらグリエルは来るんだ!という状況の中、プレーをしていたとしたら果たして春先の快進撃はあっただろうか。むしろ来なくなったと割り切ったおかげで石川ものびのびやれて、不敗神話を作るまでになったとしたら、早期の契約解除はプラスに働いたと考えるべきでしょう。しかし、いささかナイーブすぎるのも横浜の選手監督のダメなところです。何かに怯えてるのかなというくらい、あんまりダイナミックさがなく、小さくまとまろう、優等生であろうとしています。好青年であろうとするのはいいことかもしれませんが、それにも限度があります。グリエル?知らんがな!来たらラッキーぐらいでええねん!と思えればいいのでしょうが、それが思えるメンバーが何人かいたら首位から最下位への転落なんてなかったと思います。
夏場以降から復帰したとしたら、とても心強かったのは間違いありません。三上がようやく復帰した時ですら心強く、去年の内容そのままの投球を見せ、三上と山崎で後ろはどうにかなると思わせるものでした。これが体調万全のグリエルなら、きっと相当なインパクトがあり、ここまでにはなってなかったと思います。石川がこの時点でケガをしてますから、戻ってきても短期間では支障がないですし、最悪センターをやってもらえればいい。しかし、バレンティンのように、あちらでほとんど調整してこないと全く打てないのも事実。無理に待ったとして、数億円をドブに捨てる選択肢はなかなかできません。そう思うと、簡単に待てばよかったとも言えないわけです。
石川が活躍したからグリエル問題はそこまで大きく扱われませんでしたが、最後の最後にこのツケを払わされた、しかも相当雪だるま式にふくらんだ形で払わされたような気がします。フロントの決断は100点ではなかったものの、高得点だったのもまた事実で、問題はその後の大きな穴をどう埋めるかという問題に全然手をつけなかったことではないでしょうか。自前で獲ってきた外国人選手で成功したのはモスコーソぐらいです。そのモスコーソは、謎の中継ぎ転向で狂ったような印象。それは三嶋も同じく。
ビジョンのないまま、理想像も描けないまま、ここ1、2年場当たり的なやり方があまりにも横行した現実もまたあるわけです。人はそれを「やりくり上手」と言うでしょう。しかし、長いスパンで考えた時にそれが意味をなさないことを、なぜフロント主導で編成する球団で起きているのかが理解できません。誰をエースにするか、どの捕手を重点的に育てるか、精神的支柱をどうするか、こういった軸が一切見えません。その結果掃いて捨てるほどいるエース候補、多すぎて困る扇の要候補、打ても守れもしない内野陣、内野失格組の巣窟外野陣といったことになるわけです。フロント主導である以上、フロント陣が責任を取るべきですが、悲しいかな、日本にはGMの文化はまだ育っておらず、一番長けているのは高田GMなんですよね。切ろうにも切れない。グリエル問題の総括をフロントの皆さんはするべきだと思いますが、おそらくされないでしょう。ツイート
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