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07年から今まで好き勝手に書いてきているブログです。消したい記事もたくさんありますが、文章の拙さ含めてお楽しみください。
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塾講師をもう3年やってるんですけど、こうも大変な仕事なのかと思うことが多かったです。まず自分の成功体験を子供に押しつけたら確実に失敗する、これは他の先生を見て学びました。俺はこうした、私はこうしてきたは絶対に通用しない。お前はそれで成功したかもしれねぇけどさ~と思われたら、まずもって信頼関係は築けません。あと、まるでホストクラブを利用するかのような生徒も数多く見てきました。まるで友達、まるで恋人。成績なんて二の次なんですね。

いろんな生徒がいます。ギャルや不良になりたいやつもいる、オタクもいる、超無口なやつもいる。相手によって雑談を挟んだりノンストップで授業をしたり対応はバラバラです。フレンドリーに見えて実は人を怖がるギャル予備軍、自分のフィールドならばわんさか喋るも、他では無口なオタク、何を返しても言葉を発しようとしない超無口くんなどなど。こういう生徒たちと授業をやる時に心がけるのは、徹底的に味方であることをアピールすることです。基本的にこの手の子供は大人を信頼していません。あと、ものすごく不安で自信がない傾向にある。不良を気取ってるくせして、やれ俺のことが嫌いだろだのどうせバカだと思ってるだろだの、何に不安がってるのか不信なのか、よくわからんことを言う生徒もいます。

ひねくれてるというか現実を直視しているようで実は直視していない生徒をなんとか素直にさせる、もしくは話だけでも聞いてもらうには、とにかく自尊心を傷つけない、怒らない、生徒を最大限尊重することが大切です。正直、甘いことを言ってます。子供にそんな配慮する必要はないと思われるかもしれない。しかし、親にも相談できない、友達にも話しづらい、先生は相手にしてくれない、そういう環境に身を置く生徒は意外と多い。なんだお前もかと思われたら最後。やがて反発心を生み、結果的に成績は上がらなくなる。

僕はこう見えて短気です。高校時代までは毎日何かに怒り、ケンカを起こしていたように思います。自尊心を捨てないとやっていけないくらいの扱いでしたからね。ブサイクだし、小太りだし、ダサいし。でも、どこかで頭がいいと思ってたり、わかる人にはわかると思ってた。しかし、そこが僕が自分をわかってない部分で、そんなキャラをクラスメイトは僕に求めていなかった。そういう役目だったと。いじられるキャラとして全てを受け入れるべきだった。それに抗ってしまった。それは当然な反応で、認めてもらいたいと思う心は思春期の誰もが持ち合わせます。それをすべて否定される。そりゃ抗いますよ。芸人さんならいいでしょうけどね。

その経験が、子供に対する接し方に出てるのかもしれない。僕の仕事は別に人間矯正ではなく、ただ成績をあげればいいだけの仕事。そのためには自信は大事な要素です。俺なんかどうせ勉強苦手なんだと思わせないためには、ちょっとした進歩でも褒めていくしかない。松岡修造ばりの熱血が要求されるのはもっと上です。基礎を固める時にそれをやっちゃいけない。高いハードルを飛ぶにはいくつかの段階を踏まないと。だからこそ、大学の予備校講師は熱血な先生が多い。難しい球を打てと要求して、きっちり打ち返す素地を持つ人しか来ないわけでね。バットの握り方も知らない子供に、東京ドームでホームランを打てと言ったら、その子供、たぶん腹立ってくるでしょう。

勉強を好きにさせるのも先生の力量だと、僕は身をもって経験しました。文系なのに数学が好きなんですが、中学時代、塾に通っていた時、中3から1年間担当だった先生が関西人で、話がとにかく面白く、それで数学も好きになっていきました。対して英語は性格の悪いやつしかいなかったため、だんだん嫌いになりました。そういう経験があるからこそ、塾講師としてしっかりやらないといけない。そして、むやみに怒るのはいかん。自分の教え方が悪いんだと思っていれば、生徒に怒りをぶつけることはない。自分ができるからこの子もできるだろうなんて思うから、怒りたくなるんですね。理解度合いなんて人それぞれ。それを忘れたらダメ。怒りを溜めこむので、バイト終わりに酒を飲み、それで何キロも太ってしまったのですが、それで信頼されるならいい。

成績が上がればその子の手柄、下がれば先生の責任。この逆を思う先生がたぶん大多数じゃねぇかなと思うくらい、最近の大学生講師はこういう思考をしてます。努力しないから悪いと言い放つのは簡単。だけど、その気にさせることは誰でもできる。それを放棄してしまうのはどうなんだろう。1度くらい嫌ってほど、子供に向き合いましょう。子供を最大限尊重し、理解してみましょう。ちなみに僕は、いまどきの子供がもっと嫌いになりましたけどね(笑)そういうこともありますが、まぁ知って損することはないので。

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