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競馬法が改正になったというニュースがありましたけど、何が変わったのかと。1番は控除率の変更です。今までだと75%というのが控除率。100円の馬券のうち、75%分は配当に回し、残り25%が取り分というのが控除率。要は高ければ高いほど配当がたくさんもらえ、低ければ低いほどリターンが低いというやつです。この控除率というやつを、自治体で自由に設定できますよと、70%にしてもいいし、80%にしてもいいよというように変わったのです。一部オートレース開催自治体では70%にし、財政をなんとか保とうとするためにそういう設定にしたところもあります。早い話が赤字をどう改善するべよ?というものなんですね。
でもね、一緒ですよ。タネ銭が減ったら意味ないんですから。例えば100万円の売り上げがあったとします。今までなら75%ですから、25万円が取り分です。これを70%にしましたと。そうしたら30万円が残る。やった5万円も増える!なんてのは絵空事なんですよ。80万円にガンと減ったら、残るのは24万円。減るんですよ。2割減は平気で起こります。ただでさえ緩やかに落ちてるというのに、配当がもらえません、安くなりますとなれば誰だって回避しますよ。じゃあ80%にすればいいのかと言われれば、そこはなんとも言えません。魅力として売り上げは高くなるとは思いますが、実入りは減るかもしれない。もしそこで利益の確保に走るのだとすればあまりにもナンセンスすぎてお話にならない。そこじゃないよねという話です。
魅力ある番組作りを地方に求めるのは酷。改装なんてできるわけがない。今のさびれた競馬場をどう立て直すか。最初に思いつくのがスターホースの存在ですよね。おらがハルウララはおらんかと。まぁいませんよ。もうサクセスストーリーは地方から出ないでしょうな。もしお金があれば、全面オールウェザーにするというのもいいんですよ。どこもやってませんから。大井あたりではありそう。じゃあ笠松でやりますかと。やれんでしょうね。笠松競馬場に2回行きましたが、もうね寒いこと寒いこと。2回とも冬に行ったのでね。場違いなイタリアンレストランでの食事は最高にうまかったし、馬券もとれたので印象はいいけど、まぁ寒いし人がいない。川崎開催だと1レースから売ってくれるので、川崎でも競馬エースなどが売られればチャンスはあると思います。
大井にはふるさとコーナーがありますが、意外とね人っているもんですよ。自分なんかはふるさとコーナーのために大井が始まる前から行ってましたよ。そういう人たち向けに南関東がひと肌脱いで、どこかの競馬場とタッグを組んで馬券を売るというね。いいじゃないですか、そういうのも。大井はばんえい、道営、名古屋。川崎は笠松。だとしたら、船橋は園田、姫路。浦和なら佐賀、福山、高知。これでも効果はあると思うんですよね。そこで新聞を売り出せばなおのことよし。
地方競馬のいいところは、どこが勝負どころなんか予想できるところ。中央は勝たなきゃいかんからそのために頑張りますけど、地方ってそこまで勝つことを求められてない。だから毎回は勝たなくても、ここいらで勝つのではないかと予想し、無印でも突っ込めて、それが来るみたいなことは往々にしてあるんですよね。2着2着で来たから次は1着なんてのは下級条件ではほぼありませんしね。それがいいんですよ。もう地方競馬は協力してこの局面を乗り越えるしかない。交流重賞をJRAのPATでも買えるようになるのはいいけれど、その恩恵を受けるのは主に南関東です。であれば、その利益をほかの地方競馬場に還元しないといかんのです。その方策が全国の競馬場の場外発売です。あとはウインズを全地方競馬場で実施するとかですな。
競馬場に足を運ばせるのはもう無理です。それこそ休止の憂き目に遭う日を待たないといけない。インターネットの売り上げが上がっていることから。それを利用するのも手ですが、やはり鉄火場で買ってもらった方が利益率もいい。控除率の操作なんかは小手先だわ、禁断の果実だわでよくない。ほかの競馬場の馬券が買える。魅力的だと思いますけどね。