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仕方がないことですが、政治運営に未だ手こずるの民主党政権。思えば政権交代からまだ半年ちょいしか経っておらず、そんなんで結果を残せというのがおかしな話ではあるものの、それを差し引いても、あまりにも混乱しすぎかなと。普天間の問題は選挙で取り上げてしまった以上、そう簡単に幕引きというわけにもいかないんでしょうけど、誰かが責任を取って終わりなんて流れに向かってるように思います。理想と現実。どちらを取るべきなのか。
そんな中、もう参議院選挙まで時間がありません。民主党の単独過半数の維持が微妙な中、自民党も組織をズタズタにされ苦戦が予想される。民主でも自民でもない第3極。みんなの党に期待が集まる一方、俺たちも流れに乗るぞとばかりにいろんな方々が新党を作っておられます。いずれも反民主を旗印に威勢のいいことをおっしゃていますが、こうも政党が出来れば、今度はどこにいれればいいのかわからなくなりそうです。私たちは行財政改革に邁進しますと言っても、それはみんなの党が前から言ってたわけで、新鮮味がない。しかし、それでしか票が稼げない。それにみんなで反民主というのでは、結果的には票が分散し、民主党に利する結果につながるのでは?と考えます。過去を振り返ると、比例区は100万票以上取らなければ議席はもらえないでしょう。ハードルは相当高い。
そう考えると、みんなの党の渡辺代表は、自民党がまだ政権を握っていた時代に離党し、参加者を募り、党を作ったわけですから、これ以上ないタイミングであり、とても勇気のある行動だなと感心します。今のタイミングで自民党から出てきても、レームダック状態だから出てきたんでしょ?みたいに思われる。おそらく第3極の座はみんなの党がゲットし、どれだけ議席数が増えるかに注目が集まることになります。今回の選挙で笑うのは、みんなの党だけのように思うほど、他の政党に明るい材料はないでしょうね。政府のゴタゴタとダーティーなカネの問題に悩まされる民主党、離党者続出、執行部の指導力がいささか問題の自民党。公明や共産、国民新党、社民党はそんなに変化はないでしょう。新党組がどれだけ頑張れるか。顔ぶれがわからない以上はなんとも言えませんが。
あとは投票率だけです。半年前の選挙みたいなムードにまではならないけど、民主党に喝を入れるぞと思う人も一定数はいることでしょう。そういう方がどこにいれるか。みんなの党が2ケタとったら、夏以降政治はもっと大混乱になるのか。選挙をめぐる争いにはいつもワクワクします。こういうパワーゲームは全然飽きません。小沢幹事長みたいな選挙屋さんはこういった難局でこそ仕事を果たすと思うのですが、定数2の選挙区に2人の立候補者を出すのはさすがにどうなんでしょう。去年みたいなイケイケドンドンムードなら有効かもしれませんが・・・