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NHK放送文化研究所が毎月発行している本がありまして、大学でネタを考えるときに読んでいます。他にもお堅い雑誌を読み、ネタを探すのですが、当然あるはずもなく、半ば読書の時間です。新潮45とかSAPIOとかなんかの論文だとかそういうのを。多種多様な考えを知ることも僕は大事だと思うので、食わず嫌いになってしまうと、自分の意に沿う情報だけが正しく他は間違いみたいなことになる。それはいかんですよね。公式情報だけを信じ、ゴシップ雑誌は信じないとかちょっと考えられない。そこの取捨選択は複雑にしていかないと。僕はそう思います。
読んでて面白かったのは、どういう気持ちで何を思って、見るテレビ番組を決めているか。知識や情報を得たいという思いからテレビ番組を決めるケースが多く、あとは気軽でくつろげてリラックスできる番組。一番割合として少なかったのは共感できる番組でした。あなたたちに共感したい、共感できるからこの番組見てるんですという割合が全体的に低く、討論番組って一般受けしないんだなと。あとは関心はあるんだけどテレビを見れる時間ではない番組としてアメトーークがランクインしており、31%も。まだまだ需要はあるし、もう少しやり様がありそうな感じがします。
一方で関心のない番組も調査されており、たいていはテレ東のアニメがランクインしてるのですが、その中でやりすぎコージーが入っており、73%もの人が関心なしと。これはどうなんでしょうね。3割弱の関心のある層に何を届けるか。難しいですな。あと、視聴継続意向度の高い番組としてシルシルミシルが入っており、なんと85%。ハマったら抜け出せない番組というわけです。
あと10代から30代の男性は大半が録画していたり、テレビ局のホームページを見る人は圧倒的に少なく、最近の小中学生は最近の流行りなどに大して関心がなく、番組の予告を見て視聴する番組を決める子供が7割もいるなど、そういった結果が書いてありました。こういうところからも番組作りってすべきだと思うんですね。アメトーークにしても、期間限定で無料配信してもいいのかなと。権利関係が大変なんだろうけどニーズは絶対ある。
どの局に何を視聴者が求めているか。これさえつかめば、7時台にニュースをブチ込む失敗も避けられたし、それに対抗して7時台生放送のバラエティをぶつけなくて済んだ。国民の怒りを取り上げる番組なんて誰が見るんだと。知識を得たいという理由で番組を見ることはあっても、話のタネにという理由で見る人は意外と少ない。最近のニュースをわかりやすく伝える番組が増えてますが、そんなに関心は集めないだろうと思います。
視聴率だけを指標にするから、テロップ多用だとか過剰演出だとかで画面上がゴチャゴチャしてしまう。どういう気持ちでテレビを見るのかなど細かく調査することも大事なのかなと。そこまで考えてテレビなんか見ないよとおっしゃる方も、必ず興味を引く番組ってあるはず。なんらかの軸があって見てる。ただ面白ければいいとかネタになりそうとか。視聴者が持ってる軸を調査し、数字にするだけでもテレビはどうあるべきか、結果はおのずと出ると思うんですけどね。