07年から今まで好き勝手に書いてきているブログです。消したい記事もたくさんありますが、文章の拙さ含めてお楽しみください。
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2015年の横浜DeNAベイスターズを振り返るにあたり、初回はグリエルについて、2回目は捕手とショートの問題、3回目は助っ人外国人について書きました。4回目の今回はエース不在問題、そして中継ぎ問題について書いていきます。
今年は規定投球回数に達した投手が1人もいない状況になりました。これでは最下位と言われても当然ですが、その内容もまたどうにも言い難いものです。野球には様々な指標がありますからそれを見て振り返ってみましょう。まずDIPS。これは、投手の責任となりえる奪三振や与四球、被本塁打などを集計し数値化したものです。この数字が翌年の防御率の参考になるとも言われています。ちなみに、山崎康はDIPSが1.88で、今年の防御率が1.92。山崎康の成績が一番良かったです。正直どの選手も3点台後半もしくは4点台という状況ですが、砂田が3.66、山口が3.70、石田が3.72という結果。勝ち星に恵まれた久保は4.17で、勝ち星に恵まれなかった先発3人がこの数字ですから、なんとも言い難い結果です。次にhIdrという指標。これは、自分で許したランナーをホームに返さない指標で、この数値が高いほど、粘り強い投球ができているということです。これで見れば、井納が0.814、石田が0.807、砂田が0.800という結果。規定投球回数に達したセリーグ投手14人の中でわずか4人しかいません。そう考えるとこの数字ならもっと勝ち星を稼げるはずですが、それがうまくいかなかったのが今年の横浜です。
こういう指標を出して分かることは、砂田と石田がとても今年はいい働きをしていたということです。砂田は初夏あたりで支配下登録、石田はルーキーですから十分すぎる働きと言えます。この2人は援護されていないイメージが多いのですが、これを来年も続ければうまくハマれば2ケタ稼げるのではないかと思っています。山口にしても井納にしても歯車1つの問題だろうと思います。久保と三浦を戦力としてカウントするかどうか含めて考えた方がいいでしょう。
秋のキャンプから砂田と石田で競わせ、どちらかを開幕投手として投げさせるべきではないでしょうか。そしていずれかをエースとして数年先を見て育成する。これが大事でしょう。結局、誰がエースなのかも決められず、というより決めようとせず、ちょっと勢いがあればお前がエースだの、お前はふさわしくないだの、そういうことをフロントや監督がやっていては育つものも育ちません。砂田と石田で競わせ、サポートするように山口や井納、久保三浦モスコーソと取り囲めば、そこまで無理した感じには見えませんし、シーズン当初の青写真だった先発ローテが現実になる可能性は十分あります。もちろん数字が全てではないですが、データで野球をしていたDeNAだからこそこういう切り口で問うてみたに過ぎません。
中継ぎ投手ですが、WHIPと呼ばれる指標で見ていきたいと思います。WHIPは1イニングあたりどれだけのランナーを出したかというものです。これが1を切ると球界を代表する選手で、1.2未満がエース、1.4になるとそこそこ問題という分け方ができます。ちなみに山崎康は0.87。こういった面でも素晴らしい選手であることがわかります。1.12の三上、1.14の国吉とエレラ、1.15の大原が中継ぎの中では成績がいい方です。それが印象と直結しないところがなんともあれですが、エレラ、三上、山崎康で後ろを任せるのはこれだけ見れば間違いないと言えます。国吉に関しても、この中に入れていいのではないかと思います。山崎康が危険球退場を食らい、田中も止められず、その後に出てきた国吉が抑えましたからそれを評価してあげたいところです。hIdrの成績がいい長田、最終盤でいい働きを見せていた須田と合わせてこの6人が中継ぎの中心になればと思います。田中や加賀もいますから、こちらも悲観はしていません。
来年こそは場当たり的な采配がないことを祈るばかりで、1年間ポジションを任せるべきです。台所事情やケガの問題があり、それは仕方ないにしても、ちょっと中継ぎをやらせてみる的なことを頻繁にされても困ります。キャンプの時から方針を立ててやってもらいたいですし、選手が1つのテーマを持って、それをやりきるような姿勢を見せてほしい。パスボールを極力少なくするとか、フォアボールを出さないとか。若いチームですから勢いを大事にし、失敗を恐れず、それでいて自主的に考える野球ができれば怖いものはないですが、あと5年はかかるでしょうね。ツイート
今年は規定投球回数に達した投手が1人もいない状況になりました。これでは最下位と言われても当然ですが、その内容もまたどうにも言い難いものです。野球には様々な指標がありますからそれを見て振り返ってみましょう。まずDIPS。これは、投手の責任となりえる奪三振や与四球、被本塁打などを集計し数値化したものです。この数字が翌年の防御率の参考になるとも言われています。ちなみに、山崎康はDIPSが1.88で、今年の防御率が1.92。山崎康の成績が一番良かったです。正直どの選手も3点台後半もしくは4点台という状況ですが、砂田が3.66、山口が3.70、石田が3.72という結果。勝ち星に恵まれた久保は4.17で、勝ち星に恵まれなかった先発3人がこの数字ですから、なんとも言い難い結果です。次にhIdrという指標。これは、自分で許したランナーをホームに返さない指標で、この数値が高いほど、粘り強い投球ができているということです。これで見れば、井納が0.814、石田が0.807、砂田が0.800という結果。規定投球回数に達したセリーグ投手14人の中でわずか4人しかいません。そう考えるとこの数字ならもっと勝ち星を稼げるはずですが、それがうまくいかなかったのが今年の横浜です。
こういう指標を出して分かることは、砂田と石田がとても今年はいい働きをしていたということです。砂田は初夏あたりで支配下登録、石田はルーキーですから十分すぎる働きと言えます。この2人は援護されていないイメージが多いのですが、これを来年も続ければうまくハマれば2ケタ稼げるのではないかと思っています。山口にしても井納にしても歯車1つの問題だろうと思います。久保と三浦を戦力としてカウントするかどうか含めて考えた方がいいでしょう。
秋のキャンプから砂田と石田で競わせ、どちらかを開幕投手として投げさせるべきではないでしょうか。そしていずれかをエースとして数年先を見て育成する。これが大事でしょう。結局、誰がエースなのかも決められず、というより決めようとせず、ちょっと勢いがあればお前がエースだの、お前はふさわしくないだの、そういうことをフロントや監督がやっていては育つものも育ちません。砂田と石田で競わせ、サポートするように山口や井納、久保三浦モスコーソと取り囲めば、そこまで無理した感じには見えませんし、シーズン当初の青写真だった先発ローテが現実になる可能性は十分あります。もちろん数字が全てではないですが、データで野球をしていたDeNAだからこそこういう切り口で問うてみたに過ぎません。
中継ぎ投手ですが、WHIPと呼ばれる指標で見ていきたいと思います。WHIPは1イニングあたりどれだけのランナーを出したかというものです。これが1を切ると球界を代表する選手で、1.2未満がエース、1.4になるとそこそこ問題という分け方ができます。ちなみに山崎康は0.87。こういった面でも素晴らしい選手であることがわかります。1.12の三上、1.14の国吉とエレラ、1.15の大原が中継ぎの中では成績がいい方です。それが印象と直結しないところがなんともあれですが、エレラ、三上、山崎康で後ろを任せるのはこれだけ見れば間違いないと言えます。国吉に関しても、この中に入れていいのではないかと思います。山崎康が危険球退場を食らい、田中も止められず、その後に出てきた国吉が抑えましたからそれを評価してあげたいところです。hIdrの成績がいい長田、最終盤でいい働きを見せていた須田と合わせてこの6人が中継ぎの中心になればと思います。田中や加賀もいますから、こちらも悲観はしていません。
来年こそは場当たり的な采配がないことを祈るばかりで、1年間ポジションを任せるべきです。台所事情やケガの問題があり、それは仕方ないにしても、ちょっと中継ぎをやらせてみる的なことを頻繁にされても困ります。キャンプの時から方針を立ててやってもらいたいですし、選手が1つのテーマを持って、それをやりきるような姿勢を見せてほしい。パスボールを極力少なくするとか、フォアボールを出さないとか。若いチームですから勢いを大事にし、失敗を恐れず、それでいて自主的に考える野球ができれば怖いものはないですが、あと5年はかかるでしょうね。ツイート
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