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「告げ口文化の到来」

今年の27時間テレビですが、平成ノブシコブシの吉村が月7万のローンで買ったBMWのフロントガラスにヒビを入れる事案が起きました。フジテレビに不満をぶつけるという企画で、以前吉村がめちゃイケで車を紹介した時、本来隠すべきナンバーが隠しきれていなかったことについて不満をぶつけていると、周りからの「バカやろうぜ」の言葉に乗せられ、ノブコブ2人でボンネットに飛び乗ったり、体当たりしているうちにフロントガラスにヒビが入るということが起きました。車を壊されるというのは、27時間テレビの歴史上では伝説の1つのようなもので、最近では2008年明石家さんまが総合司会だった時、ナイナイ岡村の車ともどもビートたけしにペイントされるということがありました。

車にゴルフクラブをぶつける、勝手に乗り回しブロック塀に突っ込む、尺八でボディーを叩く、車のタイヤをパンクさせる、ボンネットを外しオブジェにするなど、今やったらほぼ確実に叩かれる行為の数々ですが、それに対してレンジローバーへの冒涜を叫ぶ人はあまり見かけません。当時、笑っていいともに出演した明石家さんま曰く、それらの行為より、数十万もするゴルフクラブを自慢し、安いサラリーマンには買えないと言ったことが反感を買ったとのこと。傷ついたレンジローバーを実際運転し、行く場所行く場所で爆笑を取ったというのがバブルの余韻が残る時代ならではの光景だったのでしょう。では、ノブコブの吉村がヒビの入ったBMWで運転した時、至る所で笑ってもらえるか。可哀想と思われる時点で芸人としてはきつい展開です。

最近の炎上は、多くの人がSNSで大騒ぎすることを言いますが、昔はブログのコメント欄が批判コメントでいっぱいになる状態が炎上でした。アメブロがコメント欄が炎上しないような仕組みをとって、多くの芸能人がそこを使用するようになってから本来の意味での炎上は目に見えて減りました。コメント欄が炎上するのと、そこらへんの人らがうるさくなるのはどちらが迷惑かと言われれば、後者です。コメント欄が炎上しましたというニュースは2ちゃんねるのスレッドではあっても、スポーツ紙のネット記事にすら、なりません。10年近く前、キングコング西野のブログが相当煽った内容が書かれており、そのたびに2ちゃんねるのスレッドが荒れていた記憶があります。コメント欄を閉鎖していたためそこでの炎上はなかったものの、今に近いような荒れ方をしていました。では、それがニュースになったか。2ちゃんねる内、その周辺で済んでいたように思います。

SNS文化、動画サイトの登場、キャプチャーによる画像の貼り付けなど、ここ10年で炎上しやすい素地は作られてきました。問題の場面が容易に見られ、それが紹介される。前後の流れはカットされてるから知らない人はその場面だけで判断しないといけない、結果として炎上につながるという流れです。炎上になれば、それをネットメディア、最近ではスポーツ紙のネット配信の記事ですら丁寧に教えてくれます。そしてさらに炎上し、謝罪なりなんなりに追い込まれてしまうというのが毎日のように見られる光景です。この状況ではちょっとしたことでも炎上につながります。

告げ口文化の到来と言ってもいい時代になりました。何も知らない人が炎上したことをネットで知り、それを大変なことと誤解する時代。昔からもめ事は余計なことを言うやつ、トラブルメーカーによって作り出されてきました。知ってしまった以上は声を出さないといけないみたいな連鎖が炎上となります。しかし、これは悪いことだけではありません。これだけネットと身近になれば当然ネットの力で世の中を動かすことも可能なわけです。新国立競技場の問題にしても、一気に騒がれ始めたのは今年に入ってからですが、数名の建築家の人が意図的にネットから問題点をさらけ出し、理路整然と展開した結果、国民の大多数の反対につながり、白紙撤回にまでなりました。マスコミの大キャンペーンではここまではならなかったでしょう。

告げ口文化が変わるとすれば、情報統制がなされる時でしょうが、そんなことはないと信じたいものです。この文化はおそらく続きます。ネットでの声と実際の声をどう結び付けるか。それができれば強いし、どちらか一方では厳しい。ネットだけでは相手にされず、現実世界だけで展開しても相手にされない。そして、どちらからも同じ声が聞かれるものはそう簡単には崩せません。ネットを軽視しても重視してもダメ、目に見えるものとの折り合いがより一層求められます。

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