[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先日発生した大地震が東日本大震災という名称になり、NHKでもこの名前で呼ばれるようになりました。いたるところで募金活動が行われたり、チャリティー番組が放送されていますけど、お金を集めるしか本当にできないのかなと思ってしまう一方で、江頭さんみたいに行動に移せる人もそういない現状。消費者金融で金を借りるなど身銭を切って物資を届けたあたり、江頭さんはさすがですし、僕は泣きそうになりました。インターネット番組ではこの後にパンツを脱ぐという、ある種のバランス感覚も見せていただきましたけど、こういう人がバラエティを支えてるわけですよ。だからこそ、愛される。
NHKのBSプレミアムで歌手の皆さんが集まり、歌を歌う番組がありまして、それがまたよかった。THE BOOMが風になりたいを歌ったり、甲斐バンドがヒーローを歌ったり、世代を問わず人気のあるアーティストの歌をフルコーラス。月並みな言葉ですけど、歌の力を感じました。先週はフジテレビも同じような企画をやってましたが、こちらはミュージックフェア21春の3時間スペシャルみたいなメンバー。司会が恵さんと鈴木杏樹だったら完璧それでした。なんでしょうね、そんなに感じない。NHKだからフジテレビだからというわけではないんですけどね。
日本では今、いろんなチャリティーが行われてますけど、お客さんが楽しみで楽しみでしょうがないイベントってあんまりないですよね。因縁の対決が実現!夢の一戦がここ東京ドームで!みたいなイベントだと、お客さんは興味をそそられるわけですよ。お客さんはショーで楽しみ、そのお金はまるまる寄付すればいい。アメリカなどではよく行われていますけど、日本ではあまりそういう話を聞かない。チャリティーライブは日本でも行われてますけど、決してオールスターではない。小室ファミリーで集まる、ジャニーズで集まるというのは阪神大震災の時。紅白歌合戦的なチャリティーライブを行ったらいいと思いますけど、しがらみの国ではどうでしょう。この際、そんなのどうでもいいわけですから。
今、お金を集めることが有効なのか。それは今じゃなければダメなのか。赤十字などには多くの義援金が集まっているけれど、あまりにも被害が拡大し、どういう配分でいくか全く決まってないわけです。配りたくても配れない。集めたはいいが、配りようがない。義援金が有効に働くのはひょっとすると半年くらいかかるかもしれない。今、被災地にとって一番有効なのは何か。石原軍団の炊き出しじゃないですけど、実際に赴き、何かしてあげる。個人的な活動だと一部に限られるけど、みんなで手分けして活動すればいいんですよね。イチローみたいに海外で働き、お金を出すことしかできない状況の人もいます。それはそれとして、直接的な行動が一番じゃないのかなと思うんですね。
こういうことを書くと、じゃあお前は何ができるんだという話になります。誰にでも仕事があるので制約はある。金銭的な問題もある。芸能人は直接的な行動を推奨するけど、僕たち一般人には何ができるのか。無用なパニックを避け、過剰な自粛を控えることです。GDPの6割が消費支出の国において、過剰な自粛が何を招くか。そこを考えるべきだと思います。僕が思う自粛というのは、地震や津波に関する映画書籍の販売延期や中止、電気を食うようなイベントの中止など。CDの発売延期、お花見の自粛、花火の自粛など本来関係のないイベントまで中止に追い込まれる。花火に関しては警察署など関係各所へお願いして回るので中止でも仕方ないですけどね。
しかし、今、国民全体が喪に服する期間と考えた場合、いろんな宗派によって色々あるようですが、その期間は最長1年とのこと。そう考えると花見を控えよう、不要不急なイベントは自粛しようというのはなんとなく理解はできます。今が喪に服する時。しかし、1年もやっていたら経済的なダメージは計り知れない。そのあたりは柔軟に考えていけたらいいんですけどね。遺体の収容がまだ完了していないところはたくさんあるわけで、その段階では、もう自粛はやめようという雰囲気にはならない。人に強要するのはいけませんけど、そういう気持ちは少なくとも今年1年は持つべきだし、本当に落ち着きを取り戻すまでは忘れてはいけないし、心の中に刻んでおくべきだと僕は思います。