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いい時だけのニッポン放送らしい編成がまた行われるようで、伝統芸を見れてとてもうれしいです。ANNの2部にあたるメンバーが総入れ替え。金曜日にはAKBのことを語ることでおなじみの宇野さんが入ったり、芸人枠ではアルコ&ピースが入るなど、いい流れで来てそうな人をあてがう配置。火曜日にやられていたモテキの作者さんが1部に昇格、ダイノジの大谷さんが水曜1部など、明らかにJUNKを意識した配置。一時期のアーティスト路線はどこへやら。ANNGOLDには小島慶子さんを起用するなどここでも伝統芸。見事の一言ですな。
マイナビのニッポン放送のページに常に「時代の一番バッターを目指す」と書いてありました。要は先を行くということなんでしょう。切り込み隊長を目指すと。でも、ニッポン放送のやっていることは切り込んでいくというより、パリーグで活躍してた選手をFAで獲得する往年の巨人の4番なんですな。日ハムみたいに田中が抜けても西川がいる、陽がケガで下がっても浅沼が活躍するみたいなのが時代の一番バッターを目指すということではないのでしょうか。その点、TBSラジオは王者としての風格がある。それでいておごりがない。誰からか強奪するわけではありませんから。今回だってそんなに変わってませんからね。
時代の一番バッターを目指すというのは番組のことではないんだとは思います。思いますが、そちらに目を向けるばかり本業を怠っていないかと疑問に感じます。コンテンツ事業に力を入れるのは立派なことだと思います。新しいことにチャレンジする姿勢も否定しません。LF+Rなんてまさにそうでしたから。しかし、放送外収入を意識した活動がなんだか目立ち、肝心のスポンサーがつかないというのでは本末転倒ではないのかなと。昔は10社ぐらい提供スポンサーがあったように感じますが、今は3社程度。これじゃいかんですよ。
新しいことには参加してるでしょう。だけど、どこかお門違いな面がある。ラジオが大好きな人間が面白い番組を作るという精神が今のニッポン放送にはなく、金稼ぎのことしか頭にないし、それができる人材を集めているとすれば残念です。ホリエモンが2005年にやろうとしたことを自分たちが2013年にやってる。ホリエモンに素直に買収されていればチャンスがあったのにそれを自ら手放した。なんでホリエモンに反発したんだがわかりませんな。面白い番組作りができなくなると言い、とある有名人たちが出演拒否を表明、まったくもって理解不能なことになった。そして今、ホリエモンならすぐにやっていたであろうことを今やっている。この人たちは長期的な目で物事を見る能力に欠けているのだなと。それでよく時代の一番バッターを目指すと言えたもんだ。